新長田突撃レポート 気になるスポットに突撃取材を敢行!

Vol.03 - 「ホテルサーブ神戸アスタ」に突撃宿泊!

新長田2千年の歴史上で初(と思われる)となる高級ビジネスホテル「ホテルサーブ神戸アスタ」が、2月15日、堂々オープンいたしました。街の「品格」がワンランク上がったような気がいたします。おそらく、皆様もどのようなホテルなのか気になっていることでしょう。今回、どんなことも経験と、泊まってみました!

高級感溢れるフロントや優雅に寛げるライブラリー足湯を併設しているホテルの1階は、世界最強の外食チェーン・マクドナルド様がご入店。マクド横から入り、2階がフロント。チェックインし、カードキー渡していただく。2階をウロウロすると、広々とくつろげるソファーが設置されているライブラリーがある。これから充実させていくとのこと。すでに文学全集から、長田らしく横山光輝先生の代表作「鉄人28号」「三国志」なども加えられている。高級感と郷土色が絶妙にマッチし、実にシュールだ。こちらは、宿泊客限定の利用となる。もちろんパソコンも設置されている。

6階のお部屋にチェックイン。カードキーを部屋内に差し込むと電気が点く仕組み。荷物を置き、カーテンをがばっと開けると、そこには(当然だけど)新長田の夜景が広がる。部屋の設備も見事だ。液晶テレビ、ズボンプレッサー、大型の姿見、何でも揃っている。とりあえず、食事をするために(呑みに行くために)荷物を置いて身軽に外出する。この「手ぶら感」とすぐに帰れるという「親近感」がなんとも言えず開放感がある。本当に出張に来たみたいだ。いつもの夜の新長田が、普段と少し変わってますますステキに感じられる。しかし「親近感」も考えモノだ。電車を気にしなくてもいいのでグデングデンになってしまった。

部屋に戻り、バスタブに湯を張ってゆっくり浸かる。なんてゆったりと広いのだ。バス・トイレが一緒になったいわゆるユニットバスだが、不便を全く感じさせない。専用のボディウォッシュ(身体をこするタオル)もあり、アメニティも大充実である。

機能美と上質感たっぷりの客室に完備されたパジャマ型の浴衣がうれしい。さっぱりと身体を拭き、備え付けの寝具に着替える。この寝具、なんとパジャマ型!これはウレしい!筆者は通常の浴衣だと前がハダけてしまうので、非常に快適だ。そしてゆったりとしたセミダブルベッド、硬めと柔らかめの両方を備えた2種類の枕が優しく誘ってくる。手足を伸ばしてフカフカ感を楽しみ、とろけるように眠りにおちた。

なんて爽やかな目覚め。陽光差し込む窓のカーテンをシュッと開けると、そこには(当然だけど)朝の活力に満ちた新長田の街並みだ。モーニングシャワーを浴び、着替えて2階に降りて、朝食バイキングを堪能する。様々な種類の焼きたてパンを中心としたオシャレな洋食ゾーン、一品一品真心を込めた手作り感たっぷりの和食ゾーン、もちろん両方食べ放題だ。メタボを気にする私は和食中心で。魅力あふれる惣菜を皿に盛り付けていると、神戸っ子にとっては当然のように見慣れているのだが、ホテルでは初めて見た惣菜があった。「いかなごのくぎ煮」である。

旅行や出張でホテルに泊まると、その土地の名物を朝食なりで楽しめることが多い。くぎ煮は、長田だけでなく神戸屈指の名産品で、春の風物詩。考えてみれば、神戸のホテルに泊まったことがないので、朝食バイキングで初めてくぎ煮を食べた。この不思議な気持ちが食欲に拍車をかけ、がっつりお代わりしてしまった。