お好み焼き放浪記 Nagata Okonomi-yaki Wanderer's

第十回 「さんきゅ卯」の絶品!さんきゅ卯焼

さんきゅ卯

燃えるように赤い提灯が目印琉球ワールドなど個性的なショップが居を構える国道2号線沿いの商業ビル「アスタプラザウエスト」。商店街側の入り口近くに、お好み焼・鉄板焼「さんきゅ卯」がある。燃えるように赤い提灯が目印だ。

早速突入し、L字カウンターに腰を落ち着けて店内に貼られているオススメやメニューを吟味。お腹の虫がキュルキュルと鳴いてきた。各種ホイル焼、オムレツなど鉄板焼メニューが豊富で、力強そうな逸品もある。生ビールをノドでウングウング流しこみながら一品メニューを堪能したかったが、時間は午前11時半。午前中の上に、勤務中。グッと我慢し、上品にお水を口に含みながらお好み焼、そば焼軍団を攻めることに。

店内の大きなテレビでニュースを見ながらも、ジュージュー、チャッチャと鉄板ハーモニーが耳に心地よく流れてくる。テレビよりも鉄板から目が離せなくなってきた。このために朝食を抜いてきたのだ。

まずは定番といえるすじコン(ぼっかけ)入り『そば焼』。最後にふわりと花かつおが振りかけられる。鉄板の熱で桜吹雪のごとくハラハラと揺れているのが何ともセクシー。コテで直食いしたかったけど、まずはお皿に取り分けて口に入れる。花かつおのおかげであっさりとしながらも、大ぶりのすじ肉が絶妙のアクセント。いくらでも食べられる。そばがノドを押し広げる感覚が心地よい。

絶品!さんきゅ卯焼次にオススメの『さんきゅ卯焼』。お店の看板ともいえる逸品だ。果たしてその正体は・・・。プルプルのこてっちゃんが具なのだ。鉄板焼メニューのホルモン炒めは定番だが、果たしてお好み焼の具に合うのか、と思いきやこれが恐ろしいほどのど真ん中ストレート。新食感!こてっちゃんの甘辛で濃厚で芳醇な脂の旨みが全面に舌の上で踊り、ふわふわのお好み焼の生地がオブラートに包み込む。そして、長田といえばどろソース。激辛のスパイシーな辛味が、ホルモンの甘みと絶妙のマッチしている。黄金バッテリー誕生の瞬間だ。しかも量がたっぷりで、お好み焼そのものが通常のお店より大きい感じ。これでたったの650円とは驚愕。

呑めない分、まだまだ喰うぞ。続いて今が旬の『かき焼』。そのまま食べても旨そうなプリップリの大きな牡蠣がたっぷり乗っている。最初は箸で食べていたけど、もうコテで鉄板から直喰いだ。口の中で牡蠣がはじけ、濃厚な海のミルクが一面に広がる。目を細めているとソースの濃厚な熟味が追従する。ビールが飲めないツラさが身にしみてきた。

シメはあっさりと『塩そば』。豚肉で作ってもらう。ソースの濃味で口の中がまったりとしてきたところに、シンプルな奥深さを堪能する。塩味のあっさりと豚肉のコク味、花かつおの優美で三位一体。最後までガッツリ堪能した。

さんきゅ卯へのアクセス店内メニューには『おつかれさまセット』980円などもある。このセット、豚、エビ、タコ、豆腐、コンニャク、もやしをそれぞれ炒めてポンズで頂くという酒のアテ。何と生ビールもしくはチューハイが1杯付いてくる。たった1,000円で楽しめて、なんとお釣りが来るのだ。午前中なのでワタクシは全く疲れてなかったのだが、仕事を忘れて思わず注文しそうになってしまった。他にも野菜タップリのホイル鍋なる心くすぐるメニューもある。

2 年前まで新長田駅北側で喫茶店を営んだ後、国道2号線近くにお好み焼・鉄板焼のお店として再デビュー。「まだ2年だから」と謙遜されるも、酒飲みの心をくすぐる逸品ばかりでなく、舌の肥えた長田のご婦人方にも好評だ。ビルの奥まったところにお店はあるにも関わらず、お客さんが途切れることなく訪れている。

さんきゅ卯のお店情報

※2009年までの情報になります。現在の営業状況につきましては各店舗へお問い合わせください。

昨年10月の「鉄板こなもん祭」本町筋イベントにも出場されるなど、長田のお好み焼発展にも積極的。イベントにも積極的に出場を希望されるなど実に頼もしい。夜11時まで営業しているので、銭湯帰り、居酒屋帰りのシメ、会議終わりにも十分に対応できる。お好み焼だけでなく鉄板焼きも存分に楽しみたい。
「さんきゅ卯」に、今すぐGO!

営業時間 11:30~23:00ごろ tel:691-3915